はじめての演劇 その28 いよいよ稽古も佳境に入ってきましたが、皆さん見事な演技です
本番の2週間前となり稽古にも熱がはいってきて、なんと今回は6時間耐久。
バラバラにやっていたものをはじめから続けてやる通し稽古です。
これまではだいたいこのような位置でとやってきた配置するものも
本番に合わせて部屋も同じ広さに、壁の位置や舞台袖なども目印をつけてそれがあるかのように
やります。
さらに照明も部屋の電灯のスイッチを使って暗転、明転をやり
音楽や効果音なども入れての通し稽古です。
単にすべてを続けてやるだけでなく、本番を想定していて、セリフが飛んだときも
普段ならそこで台本を確認するところを、そのまま話を続行させるということを
行います。
本番さながらということになります。
私はメインキャストではありませんが、間違ったなセリフ飛ばしたなとなっても
知らぬ顔で続けます。
メインキャストは7人ですけど、さすがに仕上がっています。
多少飛んでしまったみたいですけど、まあまわりからはわかりません。
そういった完成度です。
ここに来て感心することをあげますと。
まず、セリフを多少飛ばしたとしてもここまでよく覚えたなあというところです。
ついこの間まで台本を読みながらやっていたのに、今や完成度が高いという感じがします。
そもそも、よくこんなオリジナルの脚本が書けるなあと書いた劇団主催者にも
感心します。
メインキャスト7人のうち1人は私と同じく未経験者です。
かなり頑張られたんじゃないでしょうか。
実際に演技の迫力も十分にあります。
漫才ネタを披露する我々も未経験者ですので
メインの場面でもなかなか難しいでしょうけど、漫才というのはまた別の
スキルがいるようでセリフ覚えだけではまとまらなかったです。
ただ、漫才シーンを書いてくれた相方は、かつてそういう漫才を余興で
やったことがあるそうです。
そのため、漫才ネタもいくつか持っていて、今回はそのひとつをつかって
台本を書いてくれました。
すごいですねえ。私など脚本や漫才ネタなど書こうとしても
どうやって書くのか想像すらつきません。
今回の公演で未経験者から一度やったことあるの未熟ながらの経験者へと
ステップアップするわけですから、次のチャンスがあるようでしたら
自分でも何かつくってみたいかなとは思います。
非常にユニークな新人研修ということで、漫才ネタを作り上げ、披露するという
ミッションを課す会社があるそうです。
それをやることによって、自分の殻をやぶってほしいとの会社コメントが出ていました。
演劇の中の漫才シーンではありますが、演劇そのものがすでに自分を変えないと出来ませんし、
漫才ではさらにコメディアンとしての自分に変えないといけません。
そこには、これまでの自分というものがありません。
確かに、研修としてやるにはおもしろいテーマかもしれません。