はじめての三線 その2 初心者は三線でどういうことをやるのか
三線サークルに入れていただいた私は当然にして基礎を教えてもらうことになります。
前回三線とギターの違いを私なりにまとめてみましたが、まさにその違いのところから
はじまります。
工工四という楽譜にあたるものを見て弾くという話を出していましたが、
ここで使われる大切ないくつかの音を漢字をみて、
そのポジションを覚えることがはじめにお願いされることです。
ギターなどもそうですけど、覚えてしまえば楽譜など見る必要はないわけですけど
三線は暗譜ではなく工工四を見ながら弾くというのがスタンダードな方法としてあります。
そのために、漢字とポジションを覚える必要があります。
合(アイ)乙(オツ)老(ロウ)
ドレミ
四(シ)上(ジョウ)中(チュウ)尺(シャク)
ファソラシ♭
工(コウ)五(ゴ)六(ロク)七(シチ)
ドレミファ
左が開放弦であと順番に指で押さえます
ネットにのっている絵をみてもらったほうがわかりやすいです。
もちろん、もっと高いポジションも使うことがありますけど
初心者はこれだけ覚えておけば十分でかなりの曲が弾けます。
ギターを弾く人にとってはあれって思うところは、
初めの音を人差し指、次の音を中指とここまではいいんですけど、その次の音は薬指はなくて小指です。
薬指は基本使いません。
あと、この順番で弾いていくとシのところはラから半音しかあがらないためシ♭になります。
ギターを弾く人は薬指は基本として使い小指は薬指ほどは使わないはずですが、三線では
薬指は使いません。
三線から弦楽器をやる人であれば、素直に言われたとおりやればいいわけですが、
ギターなどを弾いてきた人にとっては、このあたりは結構ひっかかるところです。
さあ、それらの基本のポジションを覚えてしまえば、
あとは持ち方やピッキングなどの違いを頭にいれて、ゆっくりと
開放弦を多くつかう曲を練習します。
どこのサークルでも同じで、チューリップとキラキラ星を
はじめにやらせるようです。
それが出来たとなると、やさしく弾けそうな有名な曲をやらせます。
まちがいなく、その1曲は「安里屋ユンタ」です。
これはさすがに知っているでしょうと言われましたが、私はこれも知りませんでした。
そもそも、読み方を知りません。
これはアサドヤユンタと読みます。
私はまだこれもまともに弾けません。
このあたりを練習しているところです。