【Note】天の川をみたことがありますか
今回、山荘でのテント生活を送って感動したことがあります。
それはずばり満天の星を見たことです。
中学生のときに「天文ガイド」という雑誌を購入しては眺めていた記憶がありますが
実際には天体望遠鏡を購入することもなく、そのまま社会人になりました。
社会人になってからは、たまたま各地で働くような業務にたずさわっていた関係で、よくいう田舎という
ところにも何度か住んだことがあります。
田舎に住んでいるかたには申し訳ないのですけど、いきなりここに住めと
よそ者が住んでも、業務時間外、つまり自分の時間ではな~んにもやることがありません。
友達もいませんし、遊ぶところも知りませんし、やることがあまりにもないので
料理がとてもうまくなったりしました。
そういえば魚の三枚おろしはそういったところでうまくなりました。
どこへいっても道路は舗装されていますので、自動車で移動するには
快適です。
ガソリン代だけ払えば、どこにでも行けますので、ドライブもかなりしましたが、
これも3ヶ月もしたら飽きます。
やることないなあと思って夜にふと空をみあげると、星が多く見えるじゃないですか。
そうだそうだ、これは都会では出来ないことだと、さっそく他人の望遠鏡を
借りてきて、天体観測をしはじめました。
残念ながら、貸してくれるぐらいの望遠鏡ですから、たいしたレベルのものではないため
天体素人にはとてもまともに扱える代物ではありませんでした。
仕方がないのでぼーっと月などをながめていました。
今思うと、星が多いといっても、都会で見えるよりはずっと多いということであって
星座もあきらかに有名なもの以外は私がよくわかっていないだけでなく見えなかった
ようです。
それからしっかりと時間が経ったこの間、山荘にて見た夜空は
信じられないぐらい多くの星が肉眼で見えました。
双眼鏡で見ると、天文知識がないため、どこ見てるかわからないほど見えました。
そんな中、天の川がよく見えるから今日は最高の日だとか言われたので
天の川がどこに見えるのかわざわざ教えてもらって見たところ、
ちょっと感動しました。
おもいっきり見えます。
教えてもらったには、20億個の星で構成されているそうです。
逆に、ここでは見えているけど、これは都会どころか、田舎でもそう簡単には見えないなという感じでした。
あまりにも、天文の知識がないため、星座の解説などもしてもらいましたが、
それが見える見える。
星座は星空の中でも明るいためくっきりと見えますので、小学校のころに
もってた星座盤と同じように見えます。
天文ファンはこういった場所をねらって写真を撮ったりするようです。
私は天文素人ですから、いろいろなかたに教えてもらったわけですけど、
時期とか場所をねらっていたらいいというわけではなく、
天候に左右されるため、運も必要だとのことでした。
私がテント生活をしていた間に、空が晴れないために、まったく写真も撮れずに、帰っていったグループ
も何組かありました。
天文ファンとはこんなものだそうです。
1日でも晴天だったら、それでよしとして、もしずっと曇っていたりガスがかかっていても
落胆はしないそうです。
天気なので、どうしようもないからです。
こんな標高2000メートルぐらいの山荘に、わざわざ来て、何も見ずに、撮らずに
帰ることになっても、天文ファン同士が集まったということだけでも
十分に楽しいんだそうです。
大人ですね。
誰かが言われてましたけど、天体観測とはロマンを追求することなんだそうです。
天文観測をしたくて来たわけではない私にとってひとつだけ残念だったのは、
私の持っている一眼レブは三脚使って撮らないと天の川なんかもうまく撮れません。
あとで知ったには、カメラメーカ上位2社のカメラでないと天文写真は得意じゃないそうです。
そして高校生のもっていた、最新iPhoneがきれいに撮れていたという事実にはショックを
隠せないでいました。
キャンプをしにきただけであって、天文写真を撮る気がまったくなかったというのが
今回は敗因でした。
それなりの準備しとけばよかったって思います。