はじめての楽器 その5 ドラムを勧めるのはカッコいいもあるが
結局、アパートマンション住まいの人は楽器演奏は基本的にあきらめるか
または、サイレントギターを買う、ソリッドギター(エレクトリックギター)を買う
アコースティックギターを買って静かに弾く。
というあたりに落ち着きます。
1階に住まれているかたは、音が出ないディタルピアノなども候補にはいってくるかもしれません。
ということで、次におすすめのドラムですが、ドラムは戸建てでも演奏などするわけにはいきません。
それこそ大迷惑です。
たまに、河川敷などで練習をしているドラマーのかたがいますけどあれを部屋でやられたらたまったものじゃありません。
まあトランペットなどをやられているかたがいますが、それも同じで、あんなのを部屋でやられたらとんでもないです。
よって、ドラムは電子ドラムを購入することになります。電子ドラムだったら音が出ないので、
マンションでも大丈夫そうに思えますが、この振動たるはキーボードどころではありませんので、
はじめっから対象外です。
実際に私は自分の部屋で演奏をやっていますが、階下には相当響きます。
戸建てだからといって、家族に迷惑がかからない時間帯とかに限るということになります。
学生でしたら購入せずに、部室にいって、ひたすらそこで練習するということも可能ですが、私たちはいい歳をした大人です。
部室でやるなんてことはできません。
そのために、電子ドラムを購入するということになります。
そこまでしてなぜドラムをすすめるかなのですけど、カッコいいからはすでに話しましたが
ドラムはリズムを刻むことが使命なわけですけど、そのリズムがある程度正確に刻めると
プロのように演奏することが可能になるんです。
もちろん、その世界の一流の方の真似は出来ません。
複雑なのもできません。
しかしですね、そもそも複雑なドラムのリズムパターンが必要な音楽はかなり限定的だと思ってます。
バンドを作っているかたならわかりますが、バンドの中ではドラムはベースとともに
一番大きな音を出す楽器なんです。ある意味破壊的な音を出せます。
つまり、バンド全体としてはやりすぎるとかなりウザイ存在になります。
そのため、リズムを刻むことをのぞけば、あまりうるさくしないほうが曲全体としては好ましいというのがほとんどだと思います。
CDとかではアレンジャーやエンジニアのスキルによって、実にここちよい感じで聞こえるようになってます。
我々はCDの音を聞いていますので、そうやってみたいとなったときに、複雑なビートをやらなくても
かなりのものが真似できるんです。
ギターをやるとすぐにでも弾き語りが出来るからこの楽器は最高ってことを言いましたが、それはとてもじゃないですけど
プロに近いレベルという話ではまったくないです。
あくまでも、自分が楽しめるというレベルです。音楽になってるかなあということだけです。
ところが、ドラムの場合はちょっとできたときのレベルがギターどころじゃなくて、プロに近いところまで上がれるんです。
とはいえプロになれるわけではもちろんありません。
皆さんは音楽の3要素というのを覚えているでしょうか。音楽授業でそういえばやったかなです。
リズム、メロディー、ハーモニーです。
この中でドラムが出来るのはリズムだけです。
もっとも、ひとつのドラムをたたくわけではないので、音の高低などはありますけど、音質の違いというものであって、
それはメロディやハーモニーを実現できるものではありません。
つまり単独では音楽としては成り立ちにくいわけですけど、担当がリズムのみというところが大切です。
ここさえある程度できれば、役目は果たせるってことですから。
ギターはやりやすい、すぐに音楽になるという話をしましたが、じゃあどんな曲でもいいですけど、プロと同じように弾けますかというと
そこはノーとなります。
リズムは大丈夫?メロディは?ハーモニーは?
いろいろ言われても困ります。
ドラムはリズムが命ですので、それがある程度できれば、いきなりプロに近いレベルの話になるわけです。
ドラムが楽器の中で一番簡単だと言い切っているプロのドラマーのかたもいるぐらいですから、
そんなに間違ってないのではとか思ったりします。
つまり、プロに近いレベルに来たような気がするのを一番早く実感できるのはドラムしかないというのがドラムをすすめる理由です。
なぜここにポイントを置くかといいますとモチベーションを保てるからです。
プロのようだと思うと練習にも気持ちが入ります。