はじめての演劇 その5 この劇団は最強最高の組織で感動してしまう
劇団の稽古にまた参加させていただきました。
入団希望者のかたが体験というかたちで数人
こられていましたが、皆さんやはり若いです。
他のメンバの方に聞いたところ、ここ横浜はミュージカルをやりたい人が多く
ミュージカル志向の劇団が結構あるとのことです。
そのため、俳優志望のかたは、参加できる劇団が思ったよりないとのことを教えていただきました。
ミュージカル志向とは劇団四季のような感じのようです。
結構遠くから参加されているかたが多いというのは、そういった事情もあるのかもしれません。
私は劇団がはじめてなものですから、そのあたりの話はまったくわからないため、興味深く聞かせていただきました。
しかし、演劇をやりたいと思っている、若いかたがこんなにもいるということには
毎回感心させられています。
他の劇団のことはわからないのですが、この劇団について思うに、誰ひとり落ちこぼれることなく
全体でひとつのことをやっていこうという意思が皆さんに見られます。
私自身もいろいろな組織に参加したり、また組織そのものを作ってきたりしましたが、ここまで全体でまとまろうとする
集団は一度もお目にかかったこともありませんし、またそういったものを組織できたこともありません。
組織は共通の目標をもって集まるものですから、基本的には全体としてまとまっているものです。
しかし会社がそうであるように、そうは言っても、全員が完全にまとまるといったことにはならないのは
多くの人の知るところです。
しかし、この劇団のこれまでのまとまりようは、新規参加者含めているにも関わらず、見事な印象を受けます。
なぜ、こういう組織となれているのかは、まとめられている方の包容力も大切ですが、それ以上の何かがあるような気がします。
さて実際の稽古のほうですが、シナリオに従って劇の練習をするということよりも、
いきなり振られた役を自分になりに即興でこなす、そして周りがそれに合わせるといった
こともやりました。
これも勉強になります。
自分がどう演じるかということも大切ですが、他のかたの演じる様子がかなり刺激となります。
もうひとりの自分を作れるかもしれないと参加させていただいた劇団ですけど、
そういったことだけでなく、組織のありようが、私にとっては驚異的です。
なぜそうなるのかは、私の研究テーマとしたいと考えています。