やり直しの英語 その79 シャドーイングではしっかりと発声するも大切な気がする
シャドーイングはほんと毎日やるには一番いいなとひとりで絶賛していましたが、
ちょとしたこと、実はこれがかなり大切なことかもしれないことを見つけました。
それは音量です。
聞いている方の音量ではなく、自分が発声する音量のほうです。
シャドーイングは聞いた音を後ろから追いかけるわけですが、慣れないうちは、自分の発声する音で
相手の音が聞き取りにくくなるということがおこります。
私ももちろんそうでした。
そのため、スピーカで音を出すのではなく、イヤホンなどを使って、相手の音を確実に聞き取るとともに、自分の声で打ち消されないようにする
というのがネットなどですすめられています。
自分でやればわかりますが、そのとおりで、そうやってやるとシャドーイングがやりやすいです。
そんなことを言われなくても、家でスピーカで音を聞きながらシャドーイングをしているかたは少数派で
やはりシリコンデバイスなどで聞きながらやっていると思います。
よってシャドーイングをやるための条件としては理にかなっているわけです。
さらに発声するときも、まあ周りに邪魔にならない程度の音量になっているかと思います。
私も散歩しながらシャドーイングをしますが、すれ違う人もいるわけですから、マスクをしているため、
独り言をしているようには見えないため、音量をセーブすればシャドーイングをしているとは周りの誰も
気が付きません。
そんなかたちでシャドーイングを続けてきたわけですけど、音量を小さくしていることで
シャドーイングをさらに楽にしていることに気が付きました。
聞こえてくる例文の音量と同じぐらいの音で発声する場合と、
ひそひそ声に近い音で発声するのとでは、難易度にかなり違いが出ます。
大きな音では発声速度が例文の読み上げにギリギリ間に合うかどうかなのです。
それをひそひそ声でやるとまったくの楽勝になります。
たまに、読み上げ速度を測定することがあるんですけど、速度をあげようとすればするほど
自分で発声する音量が小さくなっていきます。
これまで、そのことについて深く考えたことはなかったわけですけど、考えたら音にも速度がありますし、
音量をあげるまでの時間も小さい音よりはかかるはずです。
例文を読み上げておられるかたの音量は結構な音量です。
ぼそぼそとは話していません。
非常にクリアにしっかりと発音されています。
そこで、ずっとやっている教材を使って、ナレータのような音量でシャドーイングをしてみました。
するとかなり難しくなり、今まで完全に追いついていたと思っていたのに、追いつけなくなっているところが
出てきます。
ちょっと出来た気になっていましたが、どうもそうではないようです。
これは新しい発見です。
例文と同じぐらいの音量でシャドーイングをするべきだということです。
しかし、深いです。語学というものは。
音量に発声速度が左右されていることなど想像すらしませんでした。