シニアになる前にやっておいたほうがいいこと シニアまでに形成されてしまう勧められない感覚

シニアだから、リタイアしたから、時間は有り余っているという感覚をもっていては、その後の人生は
あまり楽しいものにはならないだろうという思いがあって、気を付けたほうがいいこと
積極的に取り組んだらいいことなどを私の考えが中心になりますが書いてます。

シニアという定義はややあいまいですけど、ここではリタイアが見えてきたらシニアじゃないかと考えています。

空手の世界ではシニアは35歳以上になります。
現役としてバリバリに試合に出るのはこの年齢あたりが最終ラインにあたると考えられています。
35歳以上をシニアクラスとして試合を組みますが、試合では試合のための人数が集まらないために、その下のクラスと一緒にするということも
たまにあります。

空手ではこのように35歳はひとつの節目となるようです。

空手はともかく、ここで扱っているシニアの年齢になりますと、ねたむわけではありませんが、
他人の一生懸命やっていることにたいして素直に応援できないようになったりするようです。

若いときから他人をほめられない人というのはもちろん存在しますけど、
シニアになって、若いときよりももっと人をほめられなくなっている人をよくみかけます。

こういった感覚になってですね、いいことは何ひとつありません。

他人を称賛することがないわけですから、相手にはそういったほめる気はないというのが伝わります。
その相手は、たぶん、これからこちらと付き合う気持ちはなくなってきます。
結果離れていくことになるかと思います。

知り合いや友達が単に減るだけでなく、本来なら多くの人に称賛されていいところを自分のものにするという機会を
永遠に失ってしまいます。

自分ひとりでなんでもスタートが切れて、自分の思ったとおりに事を進めることが出来るのであれば
他人などどっちでもいいことでしょうけど。

果たしてそんなことが出来るのでしょうか。

間違いなく出来ないですし、私には不可能な話です。

シニアになって、そうですリタイアして、これまでの煩わしい関係を切りたいと考えている人は結構いるかと思いますが、
私の考えですと、そこは逆で、シニアだからこそ、弱体化してきている人間関係を強くしていくべきだと考えます。
煩わしい人たちは確かにいつまでもひきずる必要はないかと思いますが、だからといって、それにかわる新しい人間関係を作っているかというと
まずそうはしていないと思います。

全部の人間関係を一度切ってしまってから新しく人間関係を作ろうとしても、そんなの若者でないかぎり無理です。
それゆえ、この人はこんなことやって、すごいなという昔の感覚を失わずに、そう思ったら、その人から学んだり
指導してもらえば、また新しいものが自分のものになり、そしてそれで新しい人間関係が増えます。

「あんなのよくやるよな」とか否定的に考える前に、あの人がそこまでやるということは、相当な魅力があるものなんだろう
と見方を変えてみることが大切かなと考えます。

若いときの失敗はいくらでもカバーできますけど、シニアになってからの失敗はほとんど取り戻せません。
これは起業などをするときによく言われる話ですけど、それはお金の話だけではなく、人間関係の話でも
同じでしょう。

シニア

Posted by yannori