はじめての筋トレ その30 有酸素運動はダイエットする効率がわるいらしい
筋トレを真面目にやりはじめたのは、要介護一歩手前のフレール状態の人の話を見たり聞いたりして
それが、一部の人がなるものではなく、誰にでも起こることを知ったところからはじまります。
フレールの元凶は運動しないことによる筋力低下だと思いこんでいたわけですが、
筋トレをはじめるにあたって、筋肉について勉強するようになると自分の間違った解釈が
わかってきます。
筋力減少はそれだけではなく、むしろサルコペニアという筋肉が減っていく病気によって筋肉
そのものがそもそも50%にまで落ちてしまうことに原因があります。
筋肉が半分になって、さらに動かないことによって、筋力が落ちると、
それはまともに歩けなくなってきます。
恐ろしいことにこのサルコペニアは50代から始まります。
さらに、このサルコペニアは、全体の筋肉を落とすのではなくて、一番使っている筋肉を優先して落としていくわけです。
例えば、力こぶ、上腕二頭筋は見た目では発達しているとかっこよく見えますが、
そこはサルコペニアの影響があまりないところです。
つまり上半身などの見た目ではまったく筋力が落ちてないように見えても、ハムストリングあたりの筋肉がおちてきて
歩いてもこけやすくなったりします。
ほんと怖い話です。
一番残っていてほしいとこだけ先に筋肉が落ちていくわけですから。
自分でも気が付きにくいんじゃないでしょうか。
そんな筋肉がなくなってから慌てて筋力増強しようにも、筋トレの効果など期待できません。
これはまずいと、さっさと筋力をあげておかなければと考えたのが筋トレを真面目にやりはじめた理由となります。
もちろん、筋トレを誘ってくれた人がいたからこそ、そういった知識も得られ、継続できている
ということですので、誘ってくれた人にこそ感謝しなくてはなりません。
さてそんな筋トレですが、有酸素運動と組み合わせてやると最強だとの話を谷本先生も主張されています。
しかし、多くの人は有酸素運動であれば、それだけしかやらないということになろうかと思います。
ジョギングが好きな人は、ジョギングだけに力を入れています。
そのあたりについておもしろいことを書かれている人がいます。
カロリー消費を考えるならば、有酸素運動ほど効率が悪いものはないようです。
そのかたによれば、たとえばジョギングを続けていると、心肺能力がたかまり持久力がつくというのは
違っていて、それは単にジョギングによって使うところの効率がどんどんよくなるだけで、
持久力がついたわけではないというということになります。
著者いわく、筋肉をつけることを最優先にして、そのあとで強度な運動することが
もっともカロリーを消費することになり、効率的なダイエットを実現させるとのことです。
ジョギングでは相当な時間をかけないと実現できない消費カロリーも
1回20分週4回のワークアウトでそれを実現することが出来る計算だそうです。
かつての有酸素運動こそ最強のトレーニングだと言われていた時代から内容がかなり
変わってきたようです。
筋トレは効率という面でも健康のためにやらなくてはならないことのようです。