灼熱の道場での稽古はかなりきつい
武道をやられているかたの道場は自前の場合は少なく
多くはどこかの公的な武道場を借りておられる場合が多いかと思います。
そんな公的施設の道場は、例えば体育館や武道場などですが、比較的新しい施設の場合は
間違いなく空調設備が整っていますので、環境としては最適です。
ところが、古い設備の場合はいまだに空調設備はないため、夏ですと窓や非常扉をあけて、
業務用の扇風機などを使ったりします。
自前の道場は間違いなくエアコンがあると思われがちですけど、意外とないところもあります。
私がお世話になったところの道場もありませんでした。
扇風機があるから多少涼しいのではと思われがちですけど、扇風機の前で稽古するわけではないため、稽古中はほぼ関係ないです。
しかも扇風機はまあいや障害物ですので、稽古する場からは遠ざけますので、余計気分の問題かなという感じです。
さて、私が復帰した道場は10年たった今も空調はありません。
10年前も熱中症は世間で騒がれていましたが、今現在はさらに騒がれているのにもかかわらず
やはりありません。
そんな日は道場を使うなってことなんでしょうか。
先週はそんな灼熱の道場で稽古をやりましたが、10年前と同じく、飲んでも飲んでものどがかわきますし
昔と違って、今はマスクをやっての稽古ですから、呼吸も苦しいながら、顔から汗がかなり出ます。
マスクの下に汗がたまった経験のあるかたはおられるでしょうか。
まさにそんな状態になります。
そうやって2リットルのペットボトルの水を飲み干してしまったわけですけど、
自分でもよくこんな稽古やってるわと思ったものの、終わってみると、昔どうりの感じだったので、
なんか10年若返った気になりました。
後半は型中心でしたので、強度としては昔よりは弱かったかもしれませんが、この昔と同じか、それ以上の室温で2時間半ものあいだやり続けたことについては
結構やれたかなと思った次第です。
今回のようにお盆あたりの、異常な暑さの状況にも関わらず、空調なしの道場で稽古されているかたが
おられたら、頑張ってくださいとエールを送ってあげたいです。
私にはわかります。この状況で稽古するつらさが。