モーツアルトの音楽に今一度感動してみよう
現在ジャズギターのトライしているおかげで、ブラックミュージックに音楽の幅がひろがりましたし、
サルサをやってみたおかげで、南米の音楽も理解できるようになってきました。
音楽などは典型ですけど、好きなものを自由に聞いているわけで、誰に強制されているわけでもありません。
そしてあるジャンルが好きですと、他のジャンルを聞こうとあまりしない傾向があります。
好きなバンドがいたら、そればかり聞くような感じです。
これはいいよと他のジャンルのものをすすめられても、なかなかなじめないものです。
さてクラシックの大家は学校の歴史の教科書に出てきますし、音楽の教科書としてもクラシックは扱われます。
それでは、彼らの音楽を好んで聴いているかというと、ほとんどの人が該当しないかと思います。
コンサート人口というのは発表されており1年間でなんらかのクラシックコンサートに行った人は全人口のおおよそ10%です。
ダブっている人もある程度含まれているかもしれませんし、ファンでもコンサートに行かない人もいますが
まあ、ファンとしては10%より多いは多分ないかと思います。
個人的な感覚では5%以下じゃないかと思います。
今回のテーマはモーツアルトです。
クラシックファンがそれほどいなくても、モーツアルトの名前を知らない人はまずいないでしょう。
しかし、曲を知っているかというと、ほんの一部の旋律を知っているぐらいの人が大多数じゃないかと思います。
クラシック音楽の起源はヨーロッパですし、名前のとおり音楽としては古典にあたりますので、音楽ファンとしては
どちらかと言えば少数派ですので10%以下は間違いのないところです。
そんなクラッシック音楽ですが、技術習得の難しさや半端ではなく、3歳ぐらいからははじめていないと
ほぼ有名な演奏家などにはなれない世界です。
そんな厳しい世界でありながらも、その世界を目指しているかたが世界中にいるわけですから、
クラシック音楽の深さたるや、他の音楽と比べると恐ろしいほどのレベルです。
演奏家でこれですから、作曲家ともなると、さらに才能というものがいるだろうことは誰にでもわかります。
そんな中でモーツアルトは別格の人物として今もなお多くの人に演奏され、世界中で愛されているということですから
音楽好きであれば、必ずや聞いてほしい音楽ということになります。
そうはいっても、若いころからクラシック音楽をじっくり聞くというようにはならないとは思いますし、
私の経験でも、良さを感じるまでに相当時間がかかった記憶があります。
ビートの聞いた主旋律でいきなり勝負する数分の曲と、4楽章もあって1時間近くもかかる交響曲とを同じように
好んで聴くというのは、なかなか簡単に出来ないでしょう。
さあ、そうはいっても一度クラシック音楽を好きになると、これは深い深い世界に入り込んでいけます。
モーツアルトは35歳で亡くなったにも関わらず、相当数の作品を残しており、
後年研究者がそれぞれの作品とそれがどのようにしてできたものかなどを紐づけているため
曲そのものの説明だけでなく、その作品が生まれた物語などを照らし合わせて聴きますと
曲の魅力が何倍にもふくれあがります。
この聴き方はおすすめです。
モーツアルトについての書籍は、これまでも多く発刊されていますし、私自身も結構持っています。
書籍は知識として読んでいただけですけど、読み返した本で、音楽を合わせて聴くようにしたところ
それは音楽自身も新鮮に聞こえてきました。
今頃、今更と言われかねませんが、気が付いて行動するに遅いはないかなと思っていて続けています。