健康 ケガから復帰したJリーガー選手の言葉が私にはよくわかる

シニアについての考察もしていますので、私自身健康も意識せざるを得ない重要なテーマです。
そして実際、過去にいくつかケガなどをして、最近ではあろうことか半年以上ものあいだまともに
歩けないという状況におちいりました。

ある日いきなりアキレス腱の炎症を起こしてしまい、その炎症がようやくおちついたものの、長期間動かさなかったために
今度は足首の可動域が狭くなってしまい普通に歩くと激痛が走るということになりました。

そこから痛いリハビリを行っていくわけですが、なんとか普通に歩けるまでに時間がかかり、ジムのランニングマシンで
ようやく走れるほどになったときには、炎症をおこしてからすでに7か月ほどになっていました。

たまたま読ませてもらったJリーガのかたの記事ですが、膝の手術をすることになり、リハビリをして復帰していく話です。
リハビリもして、ようやくグランドでの調整も出来るようになって芝生の上にたったときに彼はこう思ったそうです。
これまで芝生のピッチにたつことは当たり前だと思っていたが、それは当たり前ではなくて、
立てることに感謝しなくてはならない。

私はプロ選手ではないものの、通勤で、痛みもなく階段の上り下りが出来るようになったとき、
周りのかたの歩いている速度と同じ速度で歩けるようになったとき、
まったくそのJリーガのかたと同じように感じました。

歩けることが当たり前と思っていたものの、実はそれは当たり前じゃなくて、歩けることに感謝しなくてはならないことなんだと。

成人病が気になる年齢、つまり中年以降になると、成人病の怖さも少しづつ理解できるようになってきますが、
健康だとはいえ、動けなくなる、歩けなくなる、そういったリスクが、成人病以外にもあって、
それは年齢を重ねるほど高くなってくることを肝に銘じて生活していく必要があると思います。

健康寿命を延ばすということを考えたとき、心筋梗塞をおこさない、糖尿病の合併症をおこさない、脳溢血をおこさないという
成人病から想像できるような話しか思い浮かばないだろうと思います。

しかし、寝たきりにならないまでも、歩けない、あまり動けないようになっても健康であるとは
言えないでしょう。

健康寿命というのは、日常生活を制限されない、実質的には他人の介助を必要としないで済む年齢というわけですが、
私の定義では、他人の介助は必要なくとも、これまでどおりにできなくなくなったときが健康寿命ですから、
国発表の数字より短いはずです。

男性の値ですと、平均寿命が81歳 平均健康寿命が72歳

となっていますので、私の定義でいけば、健康寿命は60歳代ということになりそうです。
60歳後半から数年間、動きずらい状況が続き、72歳からは一人では生活できない状態になり、それが9年ほど続いて
天寿を全うする。

なんと恐ろしいデータなのでしょう。

このようにならないよう努力することはもちろんのこと、今普通に生活をしているとすれば、
その状況でいれることに感謝しなくてはならないでしょう。

シニア,健康

Posted by yannori