シニアになる前にやっておいたほうがいいこと 出来るものは自分でやってみる相続による所有権移転登記

シニアになる前後に何か大きなものを申請することがあるとしたら、自分の所有している、または
所有することとなった不動産の登記申請でしょう。

もちろん、権利関係含めて、複雑ではないことが自分でやるための条件となります。

不動産売買において登記するときは、段取りがはじめから組まれていますので、そこで登記だけを自分でやるようなチャンスはありませんが、
売買以外ですとチャンスがあります。

そのひとつが、相続による所有権登記です。

ただし、莫大な遺産を分割するなど、遺産分割をするのに弁護士などをいれたりしている場合は、
面倒を余計に面倒にするだけですので、おとなしく、弁護士などに従って登記をしてもらうべきです。

それでは、どういったときに、自分で登記をする気になるかですが、それは配偶者の所有していた不動産(つまり自宅)を
配偶者等が相続する場合です。
多くは自宅の所有者である夫がなくなって、妻が自宅を相続するということでしょう。
相続によって行うわけですから、相続の話がそもそも出来上がっていないと話になりません。

このときに、所有権の移転を自分で行うチャンスがやってくるわけですが、典型的な例を考えてみますと、
高齢になった夫が亡くなって、所有権を妻に移すわけですが、妻も高齢なはずです。

相続人である高齢で場合によっては専業主婦だったひとが法務局に何度もかよって、書類もとりよせたりして、それらをすべて自分でやるかというと
現実的にはかなりまれなケースかもしれません。
遺産を相続したときに、司法書士にさっさと頼んでやってもらう場合が多いかもしれません。

とはいえ、やられたかたを数名知っていますので、やろうと思えばできます。

この例のように、シンプルな状態で登記を行える場合に限ってやれることになりますが、
誰でもがそのような状況になるとは言えませんので、もし、そんなことになれば、
自力でやるというのも、考えてみてはいかがでしょうかという話になります。

相続の場合は、シニアになってから経験することかもしれませんが、もし
シニアになる前であれば、積極的にやってみることをすすめたいです。
将来に有効な経験になるかと思います。

シニア

Posted by yannori