やり直しの英語 その90 TOEIC模擬テスト TOEICテストプラスマガジン
英語力を測定するのはかなり難しいという話をしました。
そんな中でTOEICは点数が出ますので、ひとつの目安にはなりますが、高得点を取られているかたが
高得点を維持するために、ちょこちょこ受けられている場合を除いて、少し勉強を続けているぐらいで受けても
点数があがるどころか、かえって下がってしまったりします。
では1年に1回ぐらいはどうだといいますと、この期間で劇的に上がる人はほんの少数でかなりの人が
1年前と変わらない点数をとって、がっかりしてしまうのがオチだろと思います。
やればやるほど点数がそれにつれてすぐに上がっていけばいいんですけど、英語にかぎってはそれはないでしょう。
しかし、ある程度努力の結果を感じないとモチベーションがそもそもあがりません。
挫折というより、やる気がなくなり挫折したのと同じ状態になります。
そこで、私が見つけたのは、英語にどれぐらいの時間集中して接することができるかを
スキル上達の目安にしたらいいという考えです。
教科書としては将来受験を考えているのならやはりTOEICの模擬テストがいいと思っていますので、
私もそれを使っています。
TOEICは時間配分の勝負だと多くの人が、これだけ守れば高得点がとれると言ってますけど、
そんなのは、出来る人が言ってるだけであるレベルに上がってこないと、時間コントロールそのものが出来ませんので、
まあ気にすることはないでしょう。
ダメだと思ったら、それは捨てて次へ行きましょうなんて解説がありますけど、
そんなことしたら全部捨てることになります。
ヒアリングセクションは先読みが基本だというのもですね、英語がある速度で読めることが条件ですから
そこにたどりついていない人は、しばらくはそれが出来なくても気にする必要はないかなと思います。
そんな基本がすでにある人の話は話半分にしておいて、まずは私のやり方を参考にしてほしいと思います。
ただしこれが出来たら高得点といったことではありませんので、そこはくれぐれもお間違いないように。
言えることは、高得点をとられているかたは、これが出来ています。
こういうのが出来ているからこそ、ちょっとしたテクニックなどで大きく点数を伸ばすことができると考えています。
まずTOEICの模擬テストを用意します。これを2時間かけて全問解くが最終目標です。
点数の話はしていません。全問とけたら、点数はそこそこついてくるとは思いますが。
そこはあとの話で、まず解くだけです。
私はいくつかの段階を踏みましたが、まずヒアリングセクションから入りますけど、これを
どこまで一生懸命解こうとしたかです。
試験では、1問であせってしまい頭が真っ白になったなんて話をよく聞きますが、まさにそうなった瞬間までの時間です。
試験場では受験料も払っていますし、まわりもすっかりその雰囲気ですので、頭真っ白になっても
解き続けるはずです。
しかし、自宅とかになりますと、その状態になるとばかばかしくなりますので、その時点でやめることになります。
まずは、ヒアリングセクションを最後まで聞く気になれたかです。一度解いた問題をつかってもかまいませんが、
一度でも解いているとがぜん聞きやすくなりますので、初見の問題で聞けた時間を比較するといいと思います。
それが今の実力だと。
この時間を測定するには、模擬テストをそこそこ揃えないといけなくなりますが、安くておすすめは
リントの「TOEIC Test プラス・マガジン」です。
https://www.lint.co.jp/pub/pm.php
隔月で発行されています。
つまりやろうと思えば2カ月に1回測定できます。
点数もだしてくれますが、そこは、そのときの気分で採点してもらってみてください。
自信があまりにもない解答で、いやになるような点数をわざわざ見たいと多くの人は思わないでしょうから。