やり直しの英語 その91 TOEIC模擬テストを使った英語力測定 リスニング編
これまでの私の考察でいけば、英語学習において、一気に力が伸びるといったことは
ありえません。
ただ、劇的に伸びたように見えることはあります。
それは基礎がすでに備わっている状態で
例えばTOEICの点数であればテクニックの問題を解消したために飛躍的に伸びたように見えただけ
しょう。
決してまったくわかっていなかった英語が飛躍的に身に着いたというわけではないです。
もちろん、自分の身を英語しか使わない世界において、ひたすら英語を使うことになった場合は
英語を使うという意味では確かに飛躍的に英語力が伸びています。
英語の出来ない自分に毎日落ち込んでしまうぐらいやったから伸びたというわけです。
さて、地道に英語力をつけるしかないわけですけど、それをどうやって客観的に自分の英語力を計るかですが、
それは前回話しましたように、英語にどれぐらい持続して集中することが出来るかの時間を目安にしたらいいと
提案しました。
それにはTOEICの模擬テストが教材としてはいいだろうとも。
リスニングパートの100問(リーディングパートも100問です)を約45分で聞くわけですが、
はじめの数問と同じ気持ちで、どれぐらい聞くことが出来るかを測定してみたらいいと思います。
はじめっから、ほとんどわからないってことでしたら、時間測定はやめて、ゆっくりと
時間をかけて正解のスクリプトでもみながら、また挑戦するか、しばらくTOEICから離れて
もっと易しい教科書を先にやったほうがいいでしょう。
私の経験では、そのときはTOEICでよく出てくる英単語を先に覚えたほうがよいかと思います。
たぶん、重要単語がほとんど聞き取れない、それよりも知らないことによってそうなっていると思われます。
聞いてもわからないは、音に慣れていないもあるでしょうけど、その前に、そもそもスクリプトでも
意味わからないということだろうと推測されます。
リーディングになりますと、その状況がさらに顕著になりますので、はじめのうちにそれぐらいは少しやっておくを
私の経験からもおすすめしたいです。
「金のフレーズ」というのが非常に売れているというのはよくわかります。
その本に出ている単語の数はたいしてありませんが、それ知らないと点数なんかとれないよという
単語のみになっています。
それだけ手元にあれば辞書も要らないというぐらいの内容です。
持続して英語を聞けるというのは、はなっからまったく想像も出来ないような問題だと
解くという気持ちが壊れてしまいます。
単語がまったくわからないでは、すぐにそのような状態に陥りますので、そこそこ覚えてから
やる必要があります。
まずはリスニングパートの45分を気持ちが壊れないまま聞くことができるかどうかです。
パート3とパート4は問題先読みというのをやれないと点数はとれません。
というのは、よく理解できていない、聞き取れもしていないダイアログを1度聞いただけで、
さて、彼は彼女にどういうことを提案しましたか?
次の中からもっとも適当と思われるものを選びなさいと言われてもですね
選べるわけがありません。
そのため、会話がなされている間に答えを解いていかないと、正解なんかにたどりつけないです。
じゃあ、会話を聞きながら、問題文を読めるのかと言われれば、それも無理です。
ここで、問題文先読みで、ある程度予習しておく必要があるというわけです。
わかった。じゃあそれをやればいいんだなとなるわけですけど、これがすっと出来るぐらいですと
45分は気持ちよくすごせます。
このあたりも出来ないはずですので、それなりにやってみて、とにかく45分聞き終えるように努力するということになります。
以前にもいいましたけど、受験会場だと根性で45分すごせますけど、自宅ですと嫌になる瞬間はすぐにわかり
すぐに止めたくなりますし、実際やめると思います。
その時間をのばして45分に近づけていきましょうというのが私の提案となります。