シニアになる前にやっておいたほうがいいこと いつまでも気持ちよく飲み食いできるようにする
中年になると、かなりのかたは体形が崩れてきているでしょうから、食事に気を使われているかたは
多いかたと思います。
具体的には偏食とかではなく、単なる食べ過ぎをやめるです。
お酒を飲まれる方は、飲み食いというかたちになるかと思います。
シニアを意識しなくてはならないのは中年以降ですので、今時点で腹が出ているとかですと
気合を入れて、腹をへこますなど努力をしないと、かっこいいシニアには間違いなくなれません。
体形が努力でどうにもならないものであれば、ここにカッコよさを求めることはしませんが、
努力で出来るものですから、やはりカッコよさを感じるところのひとつです。
そんな食事を節制しなさいということになるかと思いますが、シニアになるとちょっと逆の話が出てきます。
それは加齢によって、食事が細ると同時に、食物から吸収する能力そのものが減ってくるということです。
たとえば脂質異常症(かつての高脂血症)は生活習慣病として認知されているため、コレステロールは悪者だという
イメージがありますが、コレステロールはホルモンを作る材料でもあり加齢とともに、吸収がおちますから、
つまり男性ホルモン、女性ホルモンなども減ってくる原因にもなります。
つまり、若いころから教えられてきた食事の節制が年齢を重ねるとその節制をはずして積極的に
とらないといけない場合も出てくるということです。
さらにステーキなど動物の肉類はコレステロールも多く、食べないようにしなさいの代表のひとつだったかもしれませんが、
シニア以降になりますと、タンパク質やコレステロールを若いときほどは体に吸収できなくなるので、積極的に食べなさいとなります。
「はじめての筋トレ」でも出てきていますが、筋肉が落ちていくサルコペニアが50歳からはじまりますので
それを防ぐためにも筋トレをやる必要があります。
筋トレは負荷、食事、休息これらがすべてバランスよく機能したときのみ効果が出ます。
筋トレをやれば余計にですが、やっていない状態でもタンパク質を積極的にとっていかないといけないことが
わかるかと思います。
さて、そうはいっても、調子がわるければ、そもそも食事そのものがうまく出来なくなります。
歯がいたいだけでも、食べる気はなくなります。
メンタルが弱っているとたぶん食べることすらやらないことになりかねません。
理想論として、また論理的にはこうしなければならないはわかっているわけですけど、シニアになってから
それを実現できない状況になっていたら、それこそ知識を役立てることができません。
そこで、腹をへこませるような努力はいるはずだと言いましたが、その前に、いつも楽しくおいしく食事が
食べられるようにを優先して、その中で腹をへこませる努力をするようにしなければいけないだろうという
思います。
食が細くならないように、気を付ける必要があるだろうと思います。