空手 続けることの難しさをあらためて感じました
このサイトでは続けることの難しさを十分に知りつつも、少しづつ続けていたら必ず結果が出ることを
私だけでなく読まれているかたと一緒に実践したいという思いで書いています。
そのためには、私自身もひとりではなく、同じ続ける仲間とともに続けている気持ちでやっています。
そんな続けることを大切にしているなかで、やはり続けることの難しさを感じたことが今回ありました。
元の道場に復帰したものの、10年前に稽古をしていた人たちがほとんどいないという現実です。
私のように転勤したのかな、それとも調子を悪くしたのかなと思いつつ、その後を聞いたわけではありませんが、
まわりの話ぶりから、そういう感じでもなさそうです。
少し前に試合があり、そこでかつての稽古仲間に偶然会うことになります。
そのかたが試合に出るわけではありません。
お子さんが出るので、その保護者として参加したわけです。
そこで試合のリストに私の名前を見つけて驚きとともに、私を探してくれ話をすることとなりました。
そのかたによると、稽古中に大きなケガをしてしばらくお休みをしているうちに、稽古に戻る気力をなくしたというような
話をされていました。
健康のために、またはじめたいとは思いつつも、ケガのときの痛みが相当きつかったようですので、痛くなくやりたいとの思いが強いようです。
しかし、痛くなく稽古をやりたいというのはフルコンという性格上なかなか難しいものです。
そのため、またやってみたいと思いつつ、その気持ちがまた沈んでしまうといったことを話されていました。
師範が空手をやめる理由のトップはケガと痛みという話をかつてされていました。
まさに、その多くの人がやめる理由でやめたようです。
私の場合、転勤で離れて、なぜ10年後にまたやれることができるのかですが、それは1mmだけいつも進めていたからだろうと思います。
完全に長い間離れるとさすがに戻ることはおっくうになりますが、完全にやめる気はなかったために、
ほんの少しだけは続けていたのが今思えば一番良かったことだったのでしょう。
私は1mm前進させていたために、いざ戻ろうとしたら戻れましたが、同じ道場生でのかたで、空手はあまり向いていないと
完全に一度やめてしまったものの、またやりはじめたかたがいます。
これはすごいことだと思います。
たぶん、私が知っているのは、このかただけじゃないでしょうか。空手に限らず、格闘技に限らず、稽古や練習をある程度続けていながら
やめてしまって長くたつのに、また再開されたかたは。
普通の人は、この方のようにはなりません。
調子を悪くしていたものの、ようやく体調が元に戻ったのでやりはじめるはあると思います。
また、私のように、理由あって離れたため、完全にやめたわけではなかったので、またやりはじめるもあるでしょう。
体調が悪いわけでもなく、物理的に通えなくなったわけでもないのに、自分の気持ちで行かなくなって長くたち
再開するというのは、強い意志があったからとかそういう話ではないですから、
尊敬に値することです。
それが証拠にそのような人は誰一人知りません。
そのような方は例外として、多くのかたは続けることが出来ないことになるのが普通だということです。
そんな続けることはどんなことでも難しいわけですけど、1mm前進だけなら続けられるのではないでしょうか。
どんなことでもやりはじめたら1mm前進させるというのは尊いことだとあらためて感じます。