やり直しの英語 その118 TOEICの参考書はどれも同じようなことが書いてあるので優劣がつけられない
今回結構な冊数をもらったため、自分の持っているものと足すと、TOEIC参考書だけでも結構な数になってきました。
私が所有している参考書もそうですが、ランキング上位の参考書は売りがよく似ています。
1.短期間で点数が伸びるといううたい文句
2.解き方のテクニックを説明する
3.模試をやって、その効果を確認してもらう
1冊で全パートのものもあれば、各パートごとにわけて分冊しているものもあります。
そんな中で絶対的におすすめになっているのは、なんといっても公式問題集関係です。
リスニングのナレーターがTOEIC試験と同じ人だというのは、絶対的に有利なポイントです。
さらにTOEICデータを直接使って構成される問題も信頼度抜群です。
TOEICで得点アップをねらう本ばかりですけど、自分の参考書が増えて余計思いますが、
言ってることはまあいやそれほど変わりません。
ボキャブラリーもそれぞれが特別違うというわけではありません。
問題の出題パターンが毎回それほど変わらないわけですから、それの対策内容も
それほど変わるわけではありません。
そうしますと、早い話、何冊購入してやったところで、大して差は生まれないだろうということになります。
それはそうです。1冊やって劇的な効果があるようでしたら、他の本をあえて購入する必要など
まったくありません。実際はそうはなっていないわけですので、次々と書籍が発刊されていきます。
書籍は5000円も出せば2,3冊買えますので大した費用はかかりません。
しかし、それだけでは効果が出ないということで、年間2万円もするであろうアプリや
5万円はする通信教育が相変わらず使われているという事実。
さらに、TOEICを100点アップさせますという10万単位で費用のかかる英語教室。
これらがビジネスとして成立しているということは、書籍を数冊買って独学したぐらいでは
点数は簡単に伸びないという事実が裏にあるからだろうと思います。
結果として、毎日、毎回、きっちりと勉強する人であれば、参考書だけで十分に点数が伸びていくはずです。
残念ながら、多くの人はそちらではなくて、なんとか別の人の力を使って無理にでも学習する必要があり、
それが出来ないかなりの人は効果が出ないままです。
そこで一部の人は高い授業料を払って効果をある程度出すということだろうと推測されます。
あらためての話になりますが、やはり英語というのはTOEICであろうが、元の基礎力がある人は
テクニックや問題形式を知るだけで大幅に点数があがりますが、元がない人は
どうやっても点数はそれほど伸びていかないということになります。
ただTOEICは英語一般とは違い、決められたルールにのっとって作られているものですから、
試験対策をやっていけば、効果が出やすいというのは間違いないところです。
こうしてみますと、英語学習を継続させるには、TOEICはかなり役にたつ試験じゃないかと思われます。
高得点をとるのは簡単ではないものの、不可能というわけではないというところが一番いいところでしょう。
前回の海外で使える英語を国内で身に着けるは、不可能という感じがしますが、TOEICは
そうではないわけですから。