スポーツ大会の警備をやりましたが、私がそれよりも走りたかったです。
10月となり秋は運動会のシーズンです。
コロナの対応がかわり、運動会も生徒だけでなく、親なども普通に
参加できるようになり、いつもの運動会です。
今回はそんな運動会(スポーツ大会)の警備を消防団として任されました。
学校などですと、警備を消防団に依頼するということはありませんけど、
自治会や町内会などですとこのようにお願いされることがあります。
警備をやっているときは、警備をこなすことだけに集中していますから
実際のイベントでやっている内容についてはまったくわかりません。
今回は、公園に常設されている野球場での開催だったため、警備している時間は無理にしても
何をやっているかぐらいはわかります。
スポーツ大会では、進行係が拡声器を使ってますので見えなくても声でわかります。
こういう場ですので、消防団の広報業務、つまり消防団を知っていただくとともに
興味あるかたには入団の勧誘をやります。
消防団としては警備とこういった広報活動と交代しながらやります。
広報ということですけど、実際には、消防団に興味のある大人はそれほどいませんが、
消防車に興味がある小さいお子さんは結構います。
そんなお子さんが親と一緒に近づいてこられて、消防服などを着せてあげて
消防車にも乗せてあげるということをします。
親御さんたちは、一生懸命に子供の写真をとっています。
そのときに、景品みたいなものを差し上げるわけですけど、ついでに入団パンフレットを渡して
興味があれば是非消防団へどうぞみたいな説明をします。
警備など消防団としての活動のときは、消防団の制服にてやりますので、
消防署員と違って、消防団員は、普段は別の仕事をしているということを
知らないかたが多いです。
我々は消防署など地方公務員と別組織なわけですけど、同じような服を着用して、消防車に乗っていたら
同じ扱いをしてしまうことは仕方ないのかもしれません。
緊急車両というのがありますが、消防車ももちろんそれにあたります。
火事などのときに消防車が緊急車両としてサイレンなどを流して
走っていくのは見られたかたも多いかと思います。
それでは、消防団の持っている、一回り小さい消防車は
緊急車両としてサイレンならして一般車に優先して走れるのか
どうかです。
消防団の持っている消防車は、実際にはそう呼ばず、積載車という名前がついています。
そんなことを考え合わせると、もちろん、出動は出来ますけど、サイレンならして
一般車を止めて、交差点を赤で直進することをしてもいいのかなと
思うわけですけど、そういうときはやはりこれも緊急車両となります。
消防団のひとたちは、普段、その場所につめているわけではありませんので、
災害のために、積載車を緊急に出動させるという機会はほとんどありません。
1年に1回あるかどうかです。
先日、そんな滅多にない緊急出動の機会があって、出動させた消防団員のかたによりますと
おそるおそる、交差点を赤で侵入したと行ってました。
もちろん、サイレン鳴らしたりするだけでなく、助手席の方がマイクをもって
消防車が通りますといったアナウンスをしながらですけど、
かなりビクビクしましたとのことでした。
それよりも、走りが好きなので、警備とか広報とかではなく私も走りたかったです。