はじめての演劇 その23 公演にむけての稽古がはじまる
演劇素人の私が劇団に参加させてもらって1年以上たちました。
劇団は新しく出来たときに立ち上げ公演をやるそうですが
それがコロナの影響もあり、出来ないうちに3年ほどたってしまったようです。
そんな劇団も公演をやろうとの話がすすみ、私としては、裏方そしてちょい役での参加となりますが
一緒に稽古に参加させてもらっています。
元々、公演に出ようなんてことは思っておらず、劇団というものがどうやって運営されていって
どうやって公演にまでつながっていくのかというそのプロセスに参加したかっただけです。
3か月後に控えた公演のために、読み合わせも、役が決まっていますので、その役になりきっての
つまりセリフとしての発声です。
また自分の立ち位置ちや動きも加えますので、人によっては、読まずにそらで役を演じている
人もいます。
あれだけのセリフの量をどうやって覚えていくのかなと思っていましたが、
稽古を見ているとわかります。
何度も何度も繰り返すわけです。
これも英語と同じです。まあいや空手とも同じです。
修正をしながらも、何度も何度も愚直に繰り返していくわけです。
それが自然に出来るまで。
台本の主役は女性たちで、特に女性同士のかけあい、つまり喧嘩のところが
見せ場ですが、やればやるほど迫力が出てきて、私など見てて怖いぐらいです。
台本を書いておられるかたが、演出も決めていくわけですけど、
なるほど、そういう風にすれば、確かに面白くなるなといったことを指摘して
それをやってみてよかったら、採用して台本に書き込むといったやりかたです。
なんかこれまでと違い、これから演劇をやるんだなという感じがとてもします。
まさに、テレビなどで見かける劇団の稽古風景のようです。
これです。これを見たかったんです。そして少し参加したかったんです。
面白いです。あり勝ちな場面をこうすればもっと迫力あるとか言いながら
作り出していくまさにそのプロセスが。
失敗もするんですけど、もう一回やろうなんてことで修正していく
その姿は見てるほうも楽しいです。
劇団でもなかには厳しい劇団も多く、内部分裂して解散とはよくある話だと
いろんなかたに聞いていますけど、ここでは意見が食い違ったから
どうのこうのすらありません。
皆さん頭がいいんでしょうね。そんなことで劇団の雰囲気を悪くするなんてことは
意味がないと自然納得するんでしょう。
いい劇団に参加できて、ほんとラッキーです。