はじめての写真 その3 写真を撮りまくっているうちに、周りのものをよく観察するようになりました
ミラーレスを購入したのは、山登りのときに何か登る以外の別の目的が欲しかったためです。
写真を撮るためにハイキングをするかたは結構おられるかと思いますが、
私の場合は登山のほうが主の目的です。
そうはいっても、写真を撮る技術がプアーでは話になりませんので、ちょっと絵になりそうな
ところへ出かけていって、やたら撮っています。
今はカメラを使っているだけで、美しい写真が撮れてるかどうかはまったくわかっていません。
それは撮れた写真を見ていないからです。
スマホでカシャカシャ撮ってるのとほとんど同じです。
少し違うのはズームで全体の構図を合わせることと、ピント合わせを行うというところに
時間を少しかけているぐらいでしょうか。
ただ、カメラで撮るときは気になったところを撮っていますけど、スマホの多くの場合は
ここというときだけに撮るかと思います。
カメラとスマホでは撮るという動作に対する意識がかなり違います。
そんな撮るぞという意識の強いカメラをカシャカシャとっていて
自分自身に変化が起きてきました。
それは目に写るものをしっかりと見ようとしている自分に気が付くわけです。
言い方を変えるならば写真として残しておくとおもしろいところを
いつも探しているのです。
そうしますと、いつも同じように見ていた風景も、よく見るとこれは面白いなと
いうのが見つかったりします。
ビジネスでは、意識を変えろ、変革だとかいうスローガンを掲げる
会社は多いです。
それは間違っていないんですけど、そんな言葉を唱えたところで意識など簡単に
変わるわけがありません。
性格を変えろと言われているのと同じであって、そんな無茶なことは言うの
やめてくださいが素直な多くの人の考えでしょう。
しかし、このような自分の周りを見るという意識は私の場合、ミラーレスを購入してから
変わりました。
ミラーレスをこうやって購入して自分で写真を撮るまでは、写真を撮っている人を見かけると
何が面白いんだろう、わざわざそんなところで写真を撮ってという感じでした。
今は、まったくそんなことは思わず、写真を趣味にすると、世界がまたひとつ広がるよと
教えてあげたいです。
写真をいきなり趣味にしている人は自分では気が付いていないんですけど、
目に入ってくるものを鋭く観察していて、写真を趣味にしていない人よりも
ずっと感性が高くなっていると私は思います。