【NOTE】ワイン検定を受験しなくても、受験勉強はすすめたい

ソムリエと言えば一番に思い出すのがワインのソムリエです。
ソムリエは民間資格で日本ソムリエ協会の検定試験に合格すれば
その名前を称することができます。

酒をたしなまれているかたであれば、ワインを飲んだことぐらいは
誰でもあるかと思います。
ボトルを買って飲むとなると、コンビニにおいてあるワインを手に取るぐらいでしょうか。

ワインは好きだからよく飲むという人でもワイン検定を受けてみようとまで
思う人は皆無だろうと思います。
私がまさにそんなひとりでした。

ワイン検定がどのようになっているかはソムリエ協会のサイトをみてもらうとよくわかりますが
検定の難易度は高いです。

そこそこの国家試験とかわらない合格率です。

ソムリエの試験を受験するには2年間の酒を提供したり輸入したりの経験期間が必要で、かつそういった
仕事で生計をたてているという条件があります。

つまり、ワインの知識を深めたい程度の意識では、そもそも受験すら出来ないわけです。
しかし、ワインエキスパートというソムリエと知識面では同じレベルを要求されるものの、プロでなくても受験できる
ものがあります。

プロでもないのに、そんなの取ってどうするの?と言われてしまう、その資格はある意味究極に近い
ワインファンじゃないかと思います。

私はそんな究極のワインファンではありませんが、ワインの知識は増やしたいと思ってたひとりです。
そこでワイン講習を受けてみたわけですけど、そこで言われたのが勉強のモチベーションを
維持するためにすすめられたのが検定受験です。

そうやって私は、講習会のながれで検定試験の勉強をはじめることになった
わけですが、1年半ばかりやって、この勉強はなかなかいいなと思うようになりましたので、
その紹介となります。

実際、ワイン講習に来られているかたが全員試験を受けるわけではありません。
半分ぐらいじゃないでしょうか。
なので、受験しなくても別に問題はないわけです。

プロでなければ、ワインエキスパートを受験することになりますが、
いきなりここは難しいだろうということで、シルバークラス、ブロンズクラスというのが
エキスパートの下位資格として設けられています。

私もすすめられるままブロンズクラスからはじめました。
受験用の教科書を協会のほうで用意していますので、それを購入するところから
はじまります。

ブロンズクラスの教科書は薄く50ページほどです。
これなら楽勝だ。すぐにでも受験できると思ってしまうわけですけど、
そうはなりません。
シルバークラスはその3倍ぐらいのページ数です。

どのクラスでも試験としては書いてあることを覚えていくわけですけど、
(ブロンズとシルバーはティスティング試験はありません)
ここで語学力(英語以外)と世界地理の知識または料理の知識をもっていなければ
知らないカタカナの羅列となり、とても覚えられるものではありません。
事実のみ書かれていますので、文章も退屈きわまりません。

私など、ドイツ語は勉強していますが、大したスキルではありませんし、
その他はほとんどなしです。
ドイツ語単語帳のほうがよっぽど早く覚えられますというほど
頭に入りませんし、残りません。

ところが、講習を受けたり、動画をみたりして、1年半も経過しますと
日本を含む、世界のワインの有名な国(フランス、イタリア、スペインなど)
の地理や気候や料理、歴史出来事などワインに影響を与えているところは覚えます。

私などそれまでヨーロッパならばサッカーの強いチームの国と地区しか知りませんし、
チーム以外のことをのぞけばほとんどどこも知らないのと同じです。
都市の位置も指でさせません。

ところがワインは気候と栽培される土壌に左右されますから、結構細かい地理を覚えます。
そしてそのときにそこを支配していた国によってもふられますから、大きな歴史も同時に
覚えます。

ワインというキーワードつながりであっても、世界の地理とか歴史を少しは俯瞰できるように
なれたと思います。

検定を受験しなくても、受験勉強をゆるくでも続けていると思わぬ知識がつきますので
おすすめです。