はじめての資格取得 エネルギー管理士 その2

エネルギー管理士の資格を初めにとるのは、インフラの仕事をしている人以外では、まったくおすすめできないません。
とはいえ、受けてみたときの感想は受験されるかたにとっては貴重だと思います。
実際に私が受けたときに合格体験記らしきものはほとんど出ていませんでした。
参考書が売ってないぐらいですから、受験者もそれほどいないでしょうし、たぶん業界の方が多いと思われrますが、業界の方は合格体験記など書くはずもありません。

社内で必須の試験だとしたら、私は受かりましたよ、こうやってなどということを外部に公開するはずもありません。そんなことをすれば会社によってはお叱りを受けることすらありえます。

とはいうものの、私のように、IT業界にいながら受けてみるかと思う珍しい人も中にはいるかもしれません。
そういった人のための記事になるかと思います。

前出させていますが、インフラ業界などとまったく関係ない人が受けるとすれば、まずネックになるのが数学です。数学といっても、数学の問題そのものがでるわけではもちろんありません。まあいえば数学の応用が多少できるかどうかです。たとえばラプラス変換というのがあります。
これを純粋に勉強されたかたはそれほどいないと思いますが、制御工学を考えるときに、そのシステムの解のもとめるときにラプラス変換が使われます。
ラプラス変換したもので考えると簡単に扱えるため、よく使われます。

ラプラス変換のやりかたを覚えて計算ができたとしても、それをつかって、何かを解くということになると、
やはり理解した人にしか解けないことになります。
当然、問題はそのあたりをついてきます。

たとえば、モータのロスの発生にはベクトル図を書いて示したりします。
それで損失はいくらだと計算させるわけです。

ベクトル図を書けないと計算ができません。ベクトルは高校とかでも矢印がこうやってつながってとかやったかと思います。ではモータの動きをベクトルで提示されてもはたしてわかるでしょうか。
さすがに無理があるでしょう。

このように、数学の応用がある程度できることが問題をとくベースにあるため、ここがクリアにならなければなりません。そこはなんとか出来るということであれば、経験上、過去問だけでもかなりいけると思います。
現在も同じでしょうが、まともな参考書がないため、過去問をやるぐらいしか手がなかったというのが実際の話です。問題はどれもやさしくありません。よって、私は過去問を解くということはできませんでした。
考えても解けないんですから。
そこで過去問を解くのではなく見て解き方を覚えてしまうことにしました
それで合格できるわけですから、やはり過去問は偉大です、と同時に運もよかったです。

10年分を徹底してやりました。と言いたいところですが、そんな時間はありません。とにかく60点超えを目標に1回の試験で科目をいくつとれるかだけを考えてやりました。科目合格があるからです。

合格には3回かかりましたが、次の年はなんと他の試験と重なっていて、受けられず、その次の年に受けて全科目合格になりました。まあギリギリですね。

今でも覚えてますけど、過去問しかやれてないわけですから、過去問から外れた問題はまったく解けません。
ところが天は私に味方してくれたんでしょう。選択問題で過去問と同じやり方で解ける問題がそこそこ出たんです。ほんとラッキーでした。



資格取得

Posted by yannori