はじめての資格取得 理系と文系

大学受験の理系と文系

資格試験全体を見回してみると、大学受験のときの理系と文系というわけかたが出来ると考えています
ここでいう資格試験は実技がないものでペーパー試験(面接試験も含む)だけで合格を勝ち得られるというものに限定します。自動車運転免許など技能が問われるのは含みません。

どれも専門性を持ち得ることができるかという試験には違いありませんが、その試験で試される内容のかなりが物理や化学といった自然科学などにウエイトがおかれているものか、それ以外のもの、法律や経済といった社会科学などにウエイトがおかれるものに大別できるように感じます

大学などを選ぶときに文系学科を選択した人のかなりは、文系学科が好きでというよりは、理系学科が嫌いだ不得意だからという人じゃないでしょうか。

高校の文系コースの人が理系学科を受験することがほとんどないように、ここでも同じようなことがいえて、職業がまたは卒業学科が自然科学にあまり関係ないとしたら理系だなと言われる試験を受験するのは非常に難しい、つまり難易度が高くなるだろうということになります。
もちろん、これはその資格をとると決めた人について言えるだけですが。

こういう見方をしているううちにおもしろいことを見つけました。

理系試験は、学生時代を含めての過去のストックが難易度を決める。
学生時代もそして今も真面目に勉強している人はどの試験を受けても、世間でいう難易度にあまり左右されず、そこそこの勉強量で合格できます。数学、物理あたりは得意だったというひとは、どの試験受けても言われている必要勉強量の半分以下で合格できるでしょう。逆に、そのあたりが昔から不得手だったとか、文系出身だとかいうかたは、かなり厳しい試験となります。

文系試験は、過去のストックは難易度にあまり影響しない。
これは、差がついた状態でのスタートにならず、勉強のやりかたなどの勝負になります。
難易度の高い試験は法律について高度な知識をもっているかなどを試されます。よって有利な学科としては法律学科の人だと言えますが、そのような人は目の前に司法試験というものがあったので、それを飛ばして別の資格を取ろうという気にならないような気もします。

記憶が必要なのは文系

両方を受けていて感じますが、文系試験は、論理の組み立てかたを理解したら解けるといったものではなく、まず知識を聞かれることが多く、覚えていないと話にならないという量が圧倒的に多いと感じます。
法律系などは典型的で、重要な条文と判例を知らずして、また覚えなくして正解を出すのは不可能です。それらを知っていてそしてどうだという問題になるからです。

これが理系ですと、それそのものを知らなくとも基礎を持っていれば半分ぐらいは解けるといったことになります。微積の知識を持っているかといえば、多くのかたは知らなくはないとなりますが、ではこの問題を解いてくれとなると、とたんにほとんどの人が解けなくなります。数学、物理の試験に結構近い感覚だといえます。

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Posted by yannori