はじめての資格取得 電気工事士2種  その2

今回もその2です。合格体験談などほとんど役に立ちそうにないものではなくて、ちょっと役に立ちそうなものを書いていきます。

前回で電気工事士がどういうものであるかはおわかりいただけたと思います。
なぜ、この資格を取ろうとしたのかについてもう少し書きますと、これも危険物取扱と同じく人にすすめられたものです。

資格とはこういうものですよとお話させていただきましたが、そういうことを知ったのはだいぶあとになってからです。はじめから知っていたらまた展開も変わったかもしれませんが、実際いこれから資格をとるぞと考えたときにはそのようなことはまったく知りませんでした。
そのため、他の人の意見を大いに参考にさせていただいたという経緯です。

なぜこの資格をすすめたかたにはすすめた理由があったわけです。
ある程度の資格をとるとわかることなのですけど、資格そのものは若いときにとって、それによる経験を積んではじめて価値が生まれます。これは超難関の資格でも同じです。
資格は許可されるだけであって、それによって自動的に対価を生み出してはくれません。

自動車運転免許にしても、取得していきなり運送業や配送業ができるひとはまあいないでしょう。
誰かに教わりながら経験を積んでようやくとなるはずです。

それと同じで、資格を取得しただけでは、自己満足にはなりますが、それによっていきなり恩恵を受けるわけではありません。そういうことを考えますと、そもそも、その資格を使う仕事が多くあって、経験をそれほどもっていなくても資格をもっていれば仕事を早くもらえそうなものが一番価値があるということになります。

その代表格のひとつが、この電気工事士2種だと教えてもらったのです。
そこでこの試験も資格をとるぞと思ってから願書提出締め切りまでの時間がなかったため、さっさと申し込んだという経緯です。そして実技があることをあとで知って青ざめたということになります。
正確に言えば、実技があるは知っていたのですが、電源コンセントとかブレーカの接続とかをするための実技だとは思ってもみなかったということになります。
そんなのやったこと一度もありません。

電気工事士というのは、こういった実技がポイントとなるため、工業高校とかまたは専門学校とかで練習をしたひと、または工事の助手をしている人が受けにくるというのをあとでしりました。

私のように、家でやるとすれば、器用不器用っていうのがその出来を左右しますので、ひとえに練習を積み重ねるわけですけど、こればっかりは、人によって練習時間がかなりかわると思います。
ただこの実技試験の救いは、出される問題が公開されていて、そのなかのどれかが実技問題として出題されるとなっているために、候補の問題をひたすら時間を図りながら練習をするというやりかただけをやればいいことにあります。

といってみても私がはじめてやったときは制限時間の倍はかかりました。
その時間をどんどん練習でつめていくのです。
試験前には間に合いましたけど、だいぶ切ったりつないだりをやりました。
たまたま時間がある程度とれたので、毎日できましたけど、結構苦痛だった覚えがあります。

独学でやるようなものではないでしょうね。たまたまやれましたけど。

ただし、この資格はもっていると、いざというときに役に立ちそうというのは実際いろんな人の話をきいて思います。
勧めてくれた方がいうように、いざというとき、そうですね、リストラされたものの、年齢で次の仕事が決まりにくいという人にとっては、結構強力な武器になると思います。
年齢がそこそこ高くて、資格を何も持っていなくて、営業やってました、事務やってましたとかでは、書類選考とおるどころか応募する求人そのものに苦労することになります。

社会人としての失業リスク回避ということでは、この資格はおすすめです。
もちろん、そのような状況にならないよう私も願っていますが。

資格取得

Posted by yannori