はじめての工作 その14 動作しないパソコンを直してみた Dynabook KIRA

2023年1月9日

今回のPC修理は難敵です。

コンパクトに収まっている、グレードの高いノートパソコンは修理が難しいというのは一般的です。

さっそくネジを外して中を見たところ、それほど複雑ではなさそうです。

メンテしやすい設計にしているのかなと、東芝はさすがだなと、思ってましたが

考えが甘かったです。

ご存じのとおり東芝はPC部門を切り離していて、今はシャープの子会社となっています。

それはともかくとして、東芝時代のPCを修理することになりますが、修理したいPCの状況は
非常に悪くマザーボードの交換しかないかなという感じです。

実際には10年前のPCのマザーボードなど簡単に手に入るわけもないですから、中古市場にてまともには使えそうにない製品を安価に購入して、部品どりをしてなんとか修理をするという感じになります。

安く手に入れるはもちろんキーワードです。

立派なものを購入するのであれば、今のやつは修理などせずさっさと廃棄したほうがいいからです。

さっそくばらしに入りました。

過去何度もばらしているとはいえ、メーカや機種が変わると様子がかわりますので、
今回もはじめてというかたちでトライします。

マザーボードを外して入れ替えるだけで動くと思ってましたが、まったく動きませんでし

もっとも、マザーボードを外してと簡単に言ってますが、実際は慎重にやっていますので、
簡単ではありません。

そんな古いマシンを分解するなんていうかたはほとんどいませんので、ネット情報も少ないです。
それでもその少ない情報を頭にいれて慎重に外していきます。

しかしなぜ動かないんでしょうか。静電気でこわしちゃった?そんなことはないでしょう。

再び、前のマシンにとりつけると、動作します。

ここで、ちょっと確認をしてみます。

すると私がいけなかったわけなんですけど、このKIRAシリーズは微妙にバリエーションが存在していまして、機種番号の最後の桁で違いが出ます。

私が購入した難ありPCは驚いたことにCPUが実は違ってました

同じだと思ってたのに、最後の機種番号で別ものになっていたわけです。
一般的には、CPUが変わるなどといったときは、明らかに違うよって機種番号をつけるのですけど、
この機種は最後の末尾が違うというレベルでした。

機種名だけみると、ほとんど同じように見える両機種ですが、中をみると違っているんです。

理由はわかりませんが、とにかくマザーボードを入れ替えても動ないという事実はこれのせいだろうという
見当はつきます。

そこで、次にやるべきことは、その難ありPCのほうを修理するという逆パターンです。

難ありPCは基本捨てる予定でしたが、そうはいかず、そちらを修理するというかたちです。
結果、バランバランにして、再度組み上げるということにしました。

キー入力がおかしいので、キーボードも外すのですけど、それには54個所のちいさなネジを外すことになります。

地道な作業となります。

そしてついに組み上げなおして見事動作させることができました

非常に面倒でした。はっきりいって、ここまでしてやることはないと思います。
そこまでやる価値があるとはとても思えません。

ある意味、私自身がお遊びでどうしてもやってみたかったということになります。
それでも動作すると、ちょっとした達成感は感じます。

時間があるかたは、動かない覚悟でトライしてみてください。

コンピュータ

Posted by yannori