シニアになる前にやっておいたほうがいいこと スケジュール帳にぎっしりと内容を書き込むと時間不足を感じ自分の速度があがる
時間がやたらあると感じるのをやめる方法として、自分の速度を上げるというのを推奨しました。
時間が早く過ぎていくということを感じるということは若いときであれば集中しているということで
いいことでした。
ここで話をしているのは、そんな集中することによって時間が早くすぎていくというポジティブな
話ではなくて、ダラダラしているがために周りの時間が早くすぎていくというネガティブなことを
なんとかしようということです。
シニア、それも高齢者ぐらいになりますと、朝起きたら家でとにかくテレビをつけてダラダラしていて、
夜になったらまた眠っているという話をよく聞きます。
リタイアした直後あたりでは、時間だけはあるという感覚ですが、数年もしてくると、それに慣れてしまい、
そのことに不平不満を述べることなく、1日が過ぎていきます。
これは、周りの時間がさらに早くすぎていっているために、本人にとっては、あっという間に一日が終わっているわけです。
ですから、時間だけあるはリタイアした初めのころだけで、暇で暇で困るという人はシニアになってしばらくした人の中には、ほとんどいないわけです。
こういった一生を終えることについて構わないというのでしたら、それはそれで幸せかもしれません。
そうではないと考えている人にとっては、耐えられない状況でしょう。
そうはいっても、外部ストレスがなくなってしまえば、そのまま放っておけば、普通の人なら、同じようになっていくはずです。
そこで、外部ストレスがあるうちから、さらに自分の速度をあげることをします。
そうすることによって今までよりもきつくなっていきますが、そのあとのことを考えれば、それでいいわけです。
私がもうひとつ試しているのは、そんな速度を上げることだけではなく、予定を埋めるというやり方です。
シニアを意識している人には、外部から予定を入れてもらうなんてことはあまりありません。
会社をはずれたら、会社のイベントはおろか、飲みの予定もまったくなく激減します。
会社に行く以外に予定がないなあというかたは、今のうちに、びっしりと予定が埋まるようにすることがおすすめです。
予定を埋めようとするには、自分自身で埋めてもかまいませんが、それよりも、予定を誰かに埋めてもらえるようにすることです。
現在所属している会社などからの予定は減ることはあっても増えることはありません。
そうなるには、どこかの団体に、それも複数の団体に所属して、必要とされることです。
もちろん、個人での関係でそうなってもいいでしょうけど、経験上、いきなり個人から誘われるようになるは
難しいと思います。
私なども、団体中心で予定を埋めていきますが、それだけでも予定表はびっしりとはなりません。
もっと予定が増えればいいわけですけど、所属団体の数にも限界があります。
それは予定が重なりやすいからです。
重なりがそれほど起こらなそうだという団体をうまく組み合わせていける数ぐらいがおすすめです。
空いているところには、個人で予定を埋めることにすれば、そこそこ埋まります。
とはいえ、売れっ子の芸能人のような分刻みでの予定などたてられるわけがありませんので、
空いている時間はそこそこあります。
そこを埋めなさいというよりは、予定表で空いているところに、それでどうしたこうしたを
書いてみるのがよいです。
これは見返したときに、先日はどうだったかというのをすぐに思い出すためと
そういやこれだけやれたなという思い返すことによって充実感を味わうためです。
次の予定を埋めるときのモチベーションになりますし、進捗を書いておけば、
成長ぶりも見ることが出来ます。
予定をとにかく埋めて、その結果がどうだったかを可視化するというのがよいです。
それによって何をねらっているかといいますと、速度を上げなくてはならなくなると同時に
それによって1日がとても長かったと感じるはずです。
それは決して暇だったらか長かったではないのです。
多くのことが出来たから長かったのです。