はじめてのブログ その49 プログラマの仕事がなくなると危惧してものの、どうやらこれは日本のIT業界のみのようです。

ジェネレィティブAIによって、ITのかなりの人数を抱えているプログラマなどは必要なくなると
確実に思えるようになってきたという話をずっとしています。

ノーコード、ローコードという言葉でピンとくるかたはIT業界のかたかもしれませんが、
そんな流行りのノーコード、ローコードあたりですと、まだまだ機械には負けないなって
いう感じに思っているかたは私だけじゃなかったはずです。

しかし、さすがのそう思い込んでいた私もこのジェネレィティブAIの出現によって、
機械に完全にとって代わられると思えるようになっています

そうやってAIをウオッチしているわけですけど、どうも、私が思っているような危惧を
海外ではそれほど大きく取り上げられていないのです。
もちろん、これはプログラマという具体的な職種についてです。
この場合は広くはIT業界と言ってもいいかもしれません。

何かが私と海外とで違うものがあります。

いろんなかたの意見の記事を読んでいて、これだあということを言われているかたがいました。

IT業界と言った時に当然日本のIT業界を思い浮かべます。
それはどういうものかと言いますと、SIerというシステムを受託する大元の会社がいて
その下に何層もの構造をして、協力会社という名のまあいや下請けが
上から下につながっている構造です。
フラットな条件で働くのであればいいですけど、層を形成していますので、下位に渡すときは、まあいや手数料にあたるリベートを抜きます。
当然、下に行けば行くほど抜かれていって最終的に仕事をする人には
さして金が渡らないという構造です。
もっとも、この構造はIT業界だけでなく他の業界でも存在します。

こういう構造ですから、結果安い労働力(プログラマなど)を大量に集めることが出来ているわけです。

ここでジェネレィティブAIが、やってくると、この構造においては下流があまり必要なくなります。
下流の仕事をしている人は仕事が終われば上流にはいけませんので、別プロジェクトのやはり下流にアサインされるわけですがどこも下流がなくなれば行き場を失います。

これは大変だとなるわけです。崩壊です。

ではたとえばUSAはどうかというと、最近ではアメリカのIT業界でリストラの嵐が吹き荒れていますが
記事をよく見てみますと、ニュースになるような会社はどこも大量のエンジニアを抱えていることがわかります。
リストラされている対象は大半がそのエンジニアです。

日本でIT業界というとSier中心の話で、さきほどの協力会社の話です。
ところがUSAでIT業界というとGAFAMを中心とした会社でどこも自社でエンジニアを抱えて開発をしています。

そこには各社を階層でつなげている構造はありません。

つまり、どうやらプログラムかちょっとした仕様書作りをしてただけというエンジニアは
USAでは割合としてはそもそもあまりいなくて、どうしても困ったときにSierにあたる会社にエンジニアを派遣してもらうという構造のようです。

そうなりますと、プログラマの仕事を奪われたら大変なことになるというのは日本の話だけであって、
USAあたりでは、そこまで深刻な話にならないということになります
。会社に仕事が減りレイオフされてしまうと同じ目に会いますが、プログラマの数が減ったからといって、それだけですぐに仕事をなくなるということではないようです。

世界中で同じ話になるだろうと考えていたものがことIT業界に限っていれば
むしろ日本だけがいきなり影響を受けてしまうということです。

世界レベルで考えようとしたこの話ですけど、当面は日本のIT業界の将来を
先に考えないといけない状況におちいっているように思います。

はじめてブログをやるかたに、このような話は余計な話かもしれませんが
自分のブログを大切に活かすためには、こういった話もある程度
アンテナをはっておかないとせっかくの努力が水の泡にもなりかねませんので、これからもお互い注意していきましょう。

コンピュータ

Posted by yannori