シニアになる前にやっておいたほうがいいこと 飲食業のバイトを果たしてやれるかどうか自分で少し試してみる
シニアになっても、同じような仕事をやり続けることが出来る方は非常に幸せなかたです。
独立されているかたは、当然定年はありませんから、続けることが出来るわけですけど、
多くのサラリーマンは定年という制度によってお世話になったところから強制的に外されます。
雇われ社長ですと定年はないにしても、いつかは辞めさせられます。
そうなりますとその後働こうにもやらせてもらえる職種はかなり限定されてしまい、
健康でさえあれば誰でもやってもらえるような仕事しかありません。
もちろん、賃金は低く、そして体力勝負になりやすいものになります。
清掃員、マンションの管理業務、警備員、介護職員、介護施設のドライバー といったところではないでしょうか。
接客などはまずやらせてもらえないでしょう。
居酒屋チェーンでおじいさんが働いているなんていうのは見たことがありません。
おっちゃんですらいないです。
店員のイメージが大切というのもありますし、年寄りの融通がきかず、しかも動きの悪い人はバイトとして扱いにくいし
使えないということではないでしょうか。
シニアはリスペクトされるべき立場の人ですから、リスペクトされるような行動が出来ていないといけないはずです。
ところが慣れてしまった習慣によって、若者に指示されることが受け入れられない、ついくどくどと昔話をしてしまう
など、どこにでもいるシニアの方共通ともいえることによってとてもじゃないけどリスペクトなどしようがないという
イメージが若い人についてしまっているようです。
これがまた悪いことに、そんな若い人がシニアになると、やはりリスペクトされないような行動をとるわけですから
いつまでたってもシニアは相変わらず若い人たちからリスペクトされない行動をとってしまうということになります。
そんななかなか採用されようもない飲食業ですが、もし採用されたとしたら果たして職務を完遂できるのでしょうか。
そこに思い違いはないでしょうか。
これは飲食業に限ったわけではありませんが、もし先にあげた職種以外の仕事があったとしたら、それが出来るかどうかは
あらかじめ試しておく、または、少し準備をしておくといったことが必要かと思います。
私の場合、もちろんバイトなどで雇ってもらえませんけど、飲食のちょっとしたお手伝いをやらせてもらう機会があります。
本格的に手伝っているわけではなくちょっとしたものを客席に運んだり、はじめての客に店のシステムの説明をしたりとか
邪魔にならない程度のものです。
このワインはおいしいですよとかです。
本当は私なんかに頼まなくてもいいのかもしれませんが、やりたそうにしているのでやらせてもらっているという感じです。
スーツ着たままでやりますので(というのは客で来ているからです)食べ物を運んでいくと
かなり驚かれます。それはそうでしょう。そんな店ありませんので。
そんなことをしたらからといって、試すというところまでにはなりませんけど、
感覚的なところは参考になっています。
私は意外と接客業が好きなのかもしれないなとか勝手に思ったりしてときどきやらせてもらっています。
こういう自分がまったくやったことのないものに、少しでも参加させてもらうは
シニアになったときに必ず役にたつと考えています。