最近の小学校、保育園の運動会(スポーツ大会)は合理的によく考えられているので感心します。
コロナ前は、お子さんがおられる方にとって、運動会は家庭における一大イベントでしょう。
カメラマン役のお父さんは、子供の頑張ってるところを必死でカメラにおさめなくてはなりません。
いいポジションをとるというのもお父さんのお仕事です。
お父さんであればさらに大切な仕事があります。
朝早く学校に並んで、場所取りをしないといけません。
普段の仕事でへとへとで休みはゆっくりしたいであろうお父さんといえども、運動会はそんなことを言ってられません。
お母さんはこの日のためにお弁当の用意をすべく、当日は朝早くからしこんでいきます。
そして、大量に作ったお弁当なりを歩いて持ち運ばないといけません。
そして、かなりの小学校が朝から15:00ぐらいまで運動会をやっていたはずです。
それも生徒のご家族の関係者だけでなく、卒業生などを含めて誰でも見に来れました。
その後、コロナによって、イベントとしての運動会は中止になりましたが、5類への分類となったため
運動会を再開した小学校なども多くなってきました。
小学校のは見れませんでしたが、保育園の運動会を見ることが出来ました。
近くの小学校の運動場を借りてやるため、非常に広いところでやります。
そこに、小さめのトラックが線引きされており、その1m外側に赤いラインがひかれています。
このラインは何?
これはですね、今参加している子供の親ならびに関係者が優先的に入れるラインで、それ以外のかたは
このラインの外に出ないといけません。
こういうルールのため、そもそも席とりは出来ず、全員立ち見です。
よく考えられているなあと感心します。
そもそも入場者も事前登録制をとっていて、登録している数の人しか1人の園児関係者として
入れません。
さらに入場時に名前を書き、予め用意されている名札をつけさせられて、かつ腕章をつけるといった
徹底ぶりです。
つまり事前登録した関係者以外は誰も入れないし、それがわかるようになっています。
そして、競技は午前中のみですから、お弁当を食べることもありません。
かつての運動会をずっと経験してきた私としては隔世の感すら感じます。
コロナのおかげで、一気に実行できたやり方であることは間違いないですけど、
これのおかげで、席とりやカメラポジションの確保をしていたお父さんの負荷は激減です。
お母さんも、お弁当作りをする必要がありません。
実に合理的です。
昭和時代の運動会などは、もう今の世の中には合いません。
感心した一日でした。