やり直しの英語 その80 時間があっても英語は簡単には身につかない
シャドーイングを続けていますが、やはり毎日やっていると、少なくともシャドーイング教材には
慣れてきて、言い方も少しづつですが、その真似をするようになります。
そして全部ではありませんが、言い回しのいくつかが頭の中に残っていますから、それを使いたくなったりします。
しかし手ごわいですね。たかだか20分弱の内容ですのに、相変わらず完全には真似できていません。
暗記する必要はないわけですけど、これぐらいやれば暗記するかなと思いきや、それも出来ていません。
シャドーイングの効果が出ているとはいいがたいですけど、恩恵にはすでにあずかれています。
それは、ちょっとした英会話をするときに、すぐに音を出すことができます。
それが正しい英語かどうかは別にしまして日本語を我々が話すときと同じぐらいに抵抗なく話せます。
私なんかも経験がありますけど、英語を長い間声に出して使っていないと、いざというときにウっとなってしまい
はじめの一言が出なくなったりします。
それで焦ってしまい、次の言葉も出ないと。
英語教室にはじめて来た多くの人が経験していることです。
シャドーイングは相手がいないとはいえ、発声していますので、疑似的に会話している状態に近いため
そういうことはありません。
音読もそれに近いですけど、音読は教科書を見てます。
シャドーイングは教科書を見てないため、実際の会話とより近い感じがします。
下を向いて話すなんてことはまずありえませんので、相手の視線を感じたときにも
声が出るかどうかではシャドーイングはいい練習方法です。
これでもっとヒアリングが出来るようになれば申し分ないんですけど、そこはまだまだです。
さて、シニアのネタを扱っていることもあって、リタイアされたかたの話をいろんなところで
興味深く聞いたりします。
シニアになったら英語をやろうという話は当然にしてよく聞きます。
そんな話の中で私も聞いているラジオ英会話の話が出ていました。
そのかたの先輩でしょうか。ラジオ英会話の内容を全部暗記すれば英語は完全にモノにできるという発言にしたがって
1年かけてラジオ英会話を制覇するといったものです。
まもなくリタイアするので時間はいくらでもあるから。
あまりネガティブな発言はしたくないんですけど、この計画はたぶん失敗するだろうなと思います。
そもそも1年で英語がモノにできるなんて考えている時点ですでにもう失敗しそうです。
ラジオ英会話を1年間聞き続けることは全く難しいことではないですけど、内容を全部モノにする暗記するまでやるというのは
かなり苦痛な内容かもしれません。
モチベーションが続きません。前のことは次々と忘れていきますから、それをやるには復習にかける時間はかなり必要でしょう。
そして、それを達成したとします。つまり全部覚えたと。
私が思うに、それが達成できたとしても、英会話ができるようになっているとはとても思えないです。
先輩は、これぐらいの英会話が出来るようになれば全く問題ないよという趣旨で発言されたように思います。
それはラジオ英会話をやられている大西先生の年度切り替えあたりの発言などでもわかるように、
1年で出来るようになるという前提の話をしていません。
継続するために、あの手この手で工夫しながら、また1年頑張ろうという流れです。
だから、出来ないからって焦る必要ないよいつか出来るようになりますは週末の復習回でいつも言われる内容です。
相当長いスパンでの英語学習を考えられていると思います。
そうは言うものの、そのかたは見事目標を達成できるかもしれません。
そういう意味では、私のように、どうなったかを公開してくれると皆さんのためになるのではと思います。