シニアになる前にやっておいたほうがいいこと 充実感を増やすためには自分の速度をあげるのが一番効果的
役職定年になって手当が減らされて元部下の下で働くのもほんと嫌だ。
それから5年たって定年までいれたとしても雇用延長では給料が激減されちゃうしほんと嫌だ。
退職金もらっても、家のローンの残債でかなり消えちゃうし、子供の教育費はまさにそのときに
まだまだ必要になるなんて不安しかない。
そんな記事がビジネス雑誌によくのっていますけど、これに当てはまる人は大手企業で会社倒産といったことを考えなくてすみそうな会社で役員にならなくても、リストラにも合わずに定年まで働かせてもらえるし、雇用延長もできそうだという会社です。
それ以外の会社ですと、自分が嫌だという前に肩たたきが行われているでしょうし、下手をしたらすでに新入社員で入ったはずの会社は存在していないかもしれません。
そういう不満を言えるということは、恵まれているかたですので、それ以外の方からは贅沢を言うなということになるでしょう。
そもそもビジネス雑誌やそういった記事を興味深く読んでいる人というだけで、企業としては安定しているところに所属しているということになります。
さて、どんな人でも、シニアになってからは、どこかで現役リタイアする時期がきます。
若いときから大企業でぐっと我慢して老後を見据えて生活されてきた老人エリートのかたは
その時期が早いです。
リタイアする時期が早かろうが遅かろうが、ありあまる時間に最終的に苦しむことになります。
そのときにいかに生き生きと出来るかが本サイトのテーマです。
そこで試してみてこれはというひとつに自分の速度をあげるというのがあります。
すでになぜ歳をとると時間が早く感じるのだろうという話は出しました。
ひとつは有名なジャネーの法則があります。これは前述しましたように、心理的な話であって、
その気持ちを自分で変える方法はありません。
私からしますと、なぜ歳をとってしまうんだと同じレベルですので、それがどうしたということです。
改善の余地がある考えとしては、自分の速度が遅くなっているということがあります。
これこそ本質じゃないかと考えていまして、私はこちらを試しています。
普段と同じ行動をせずに、ちょっとしたことで速度をあげていきます。
頭の動きを速くするはちょっとつらいので、すぐにできるからだの動きをはじめに速くしてみます。
たとえば、足腰が悪くなければ、必ず歩くわけですけど、この速度は昔と比べてそれほど変化していないかも
しれませんが、間違いなく遅くはなっています。
この速度を意識して上げてみます。
階段などは速度をあげてはいけません。今までどおりです。上げても安全なところだけ速度をあげます。
たったこれだけでもかなり違ってきます。
歩くことだけではなくて、普段の動きで速度をあげれるところは上げます。
これで何がちがってくるかというと、何をするにも今までより早く出来ます。
そうであれば、もう少し何かをやれることになります。
普段よりも多くのものが出来るようになる、つまり自分の速度が上がっていくわけです。
ここからが面白いところなのですが、一つのことだけをやっているのであれば、
速度が上がれば早く出来るので時間が今まで以上に余るわけです。
ところが、どうも私の場合もそうなのですけど、我々は速度が上がって時間があまると、そこで止めるのではなくてさらに何かをしようとする側にかならず倒れます。
結果として時間を次々に使っていくことになり、時間が余るという感覚は消えていくことになります。
現役のときは、シニアになる前は、外部のストレスによって動かされていることが多く、それによって
時間がないなどと感じていたわけです。
その外部ストレスがなくなってしまったら、まあ何もやらないことになるかと思います。
これが時間がやたら余るという感覚です。
それがこの速度を上げることによって、時間が余るよりは足りないといった若いころに近い感覚が戻ってきます。
自分にストレスをかけるわけではありませんが、今よりやれるなあという自分を鼓舞するといいますか
そんな気持ちにさせるのが、この速度を上げるということになります。