はじめてのブログ その59 生成AIを使った大量出版によって、電子出版の世界がブログ以上に壊れてきているようです。
生成AIによる低品質な大量の記事によって、これまでコツコツと記事を書いていた人の
ブログなどは非常に厳しくなるだろうなといった予測をこれまでもしてきました。
もちろん、この話が外れているわけではありませんが、どうもブログといったものよりも
直接稼げるであろう電子出版のほうにそんな影響が出ているようです。
俗にいう「くず本」が大量にオファーされていて、利益を得るために、なりすましとも
言える本までが、評判になるだろう新刊が出る直前、直後に大量に出るといったことが
起こっているようです。
私も生成系AIは画像で使っていますが、例えば書籍が特定の人の伝記であったり
した場合、表紙として、その人の画像を生成系AIで作成することは難しいことではありません。
そうなりますと、表向きは間違いなくその人についての書籍に見えますし、
内容にいたっては、すでに公開されているような内容ですとchatGPTなどに
作成してもらえば、あっという間にそれなりの書籍が完成します。
そのような書籍と、わざわざ時間をかけて作り上げた書籍とを、はためから
判断することはほぼ不可能です。
これは日本の話ではありませんが、まあ同じようなことが日本でも起こる可能性は
おおいにあります。
私のほうでも、電子出版をやろうとしていますが、このような情勢では、時間をかけて
じっくりと作り上げた本と生成系AIで1時間も使えば出来たという本と
明らかに違うというところのアピールを考えないと、まさに十羽一唐揚げで、
同じ扱いになってしまいます。
これで儲けようといったことを考えているわけではありませんが、
世間の役に立ってほしいという願いはあります。
それゆえ、プロンプト勝負の書籍と同じ土俵に乗りたくはありません。
それではどうやって、差別化して同じ土俵で戦わなくて
済むのかは、なかなか難しい話かなと思います。
ブログをやられている皆さんも、自信もって公開する内容だから、きっと
誰かにわかってもらえるといったことは、これからはそう簡単に起こらないなと
考えたほうがいいでしょう。
アマゾンでは、そういった「くず本」とかを大量に出版させないために、KDPですと
1日3冊といった制約をかけているそうです。
ブログ記事も充実してきたので、そろそろ電子出版にもトライしたいなと考えて
おられたブロガーのかたにとっても、実に迷惑な話です。
それぐらい生成系AIのパワーは絶大で威力があると認めるべきということでしょう。